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  2. 輪島塗について

「輪島」という文字が歴史に登場するのは、室町時代(1393~1572)の中頃のことですが、それ以前の古墳時代に、大陸の人々が能登を「倭島(わのしま)」と呼んだ言葉がその語源といわれています。

輪島塗の起源についてはいろいろな説があり、定かなところではありませんが、室町時代中期(1400)頃に、紀州の根来寺(ねごろじ)の寺僧が輪島重蓮寺(じゅうれんじ)に来て、同寺の家具類を製造し、漆工技術を伝来したという説と、福蔵(ふくぞう)という土地の人が根来に行き、技術を伝習して返ってきたという説があります。さらに天正13年(1585)、根来寺が豊臣秀吉の兵火に遭い、四散した僧によって遠くの会津、輪島などに特技を伝えたという地元の伝承もあります。いずれにしても日用漆器で最も古いとされている根来塗にその由来を求める共通点が多く、史料的には根来伝来の裏付けは何もないのですが、この根来技法が輪島古来の漆技に加味されて、今に至ったと考えられます。

輪島塗の工程


  • 八角重に使う砥石
    八角重に使う砥石
  • 漆漉し
    漆漉し
  • 中塗研ぎ
    中塗研ぎ
  • 上塗
    上塗
  • 回転風呂の中
    回転風呂の中

6800年の歴史を持つといわれる日本の漆器。
その中でも、強度と文様の華麗さで名高いのが重要無形文化財として、世界でもその名が知られる輪島塗です。
その1000年の技を伝える堅牢優美な色と形は様々な職人の地道な作業工程によってなりたっています。
輪島塗では10年から15年育てた漆の木の樹液を使います。
漆の木にキズをつけ、木がキズを塞ごうと樹液をだします。それを回収します。
一本の漆の木から採れる漆の量は、15年程度の木でおよそ200グラム。
約11個のお椀を塗ることができます。


地の粉山
地の粉山…輪島塗の素材「輪島地の粉」を産する山。


輪島塗は職人の手によって様々な作業段階が踏まれますが、ここではこれらの作業を大まかに4つに分けて簡単に紹介いたします。

工程1 木地

1)木地づくり 荒型をろくろにかけ、椀木地を作る。

木地には作られる製品によって主に4つの種類があります。

  • 椀木地…ケヤキなどの材料でお椀などをつくる。
  • 曲物木地…アテ材を湾曲させて盆、湯桶、飯器などをつくる。
  • 指物木地…アテ材を利用して重箱、膳などをつくる。
  • 朴木地…花台の足など複雑な形の刳りものをつくる。

これらによって色々な形に作られていきます。

工程2 下地

2)切彫り 木地の割れ目を小刀で彫ります。
3)刻苧 切彫りした箇所に刻苧(生漆とケヤキの粉を混ぜたもの)をうめこみます。
4)刻苧落とし 刻苧した箇所をカンナで削り滑らかにします。
5)木地固め 生漆を木地に塗ります。
6)木地磨き 角の部分を鮫皮で磨きをかけ、その後サンドペーパーで磨きます。
7)布着せ 着せ物用漆(生漆と糊を混ぜたもの)で器物の壊れやすい所に布を着せます。
8)着せ物削り 布着せの時に重なり合った部分を小刀で削り滑らかにします。
9)惣身地付け 木地と布着せの境を無くす為、惣身漆(生漆と惣身粉を混ぜたもの)を塗ります。
10)惣身磨き 惣身地が乾燥してから荒砥石で空研ぎします。
11)一辺地付け 木地全面に一辺地漆(生漆と少量の米糊と地の粉を混ぜたもの)を使います。
12)空研ぎ 荒砥石で軽く空研ぎし、ゴミなどを取り除きます。
13)二辺地付け 一辺地付けした全面に二辺地漆(漆に混ぜる粉を軽く篩にかけ混ぜ合わせたもの)を塗っていきます。
14)二辺地研ぎ 二辺地付けした全面を砥石で空研ぎします。
15)三辺地付け 二辺地付けした全面に三辺地漆(漆に混ぜる粉を更に細かくし混ぜ合わせたもの)を塗ります。
16)三辺地研ぎ 三辺地が乾燥した後水をつけながら砥石で研いでいきます。
17)中塗り 中塗り塗(精製された漆)を刷毛で全面に塗ります。
18)錆ざらい お椀等についてるゴミなどを外カンナで削ります。
19)つくろい錆 錆漆(生漆と水練した『との粉』を混ぜたもの)を凹凸部分に塗り修正します。
20)こしらえもん 全体を滑らかになるまで水研ぎします。
21)小中塗り 刷毛で全面を塗り乾燥用の風呂に入れて乾かします。
22)小中研ぎ 塗った面が滑らかになるまで水研ぎします。

工程3 上塗

23)ふき上げ 小中研ぎしたものをもう一度研ぎ、ゴミ等を取り除きます。
24)上塗り 全面に上塗り漆(何度も濾したもの)を塗り、乾燥用の風呂に入れて乾かします。

工程4 呂色

25)呂色 呂色炭(普通の炭に比べ柔らかいもの)で研ぎ、より一層の艶と光沢をだします。

工程5 加飾

26)沈金 漆器の表面を彫り、金箔などを入れ込みます。
27)蒔絵 漆器に絵柄を描き、上から金粉などを蒔きつけて仕上げます。

24の工程を経て輪島塗は完成しています。

又より一層の完成を目指す為、25呂色や26沈金や27蒔絵という作業があります。全て手作業という輪島塗を是非ご覧ください。

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